サッカーにおけるうまさというのは
高校サッカー選手権の予選が各地で佳境を迎えていますね。
僕が生活をする、ここ静岡でも先日の土曜日に準決勝が行われました。
今年の静岡は静岡学園が本命で、それに続くのがインターハイの予選を制している桜が丘(旧:清水商業)だと。静岡学園と清水桜が丘の準決勝が、事実上の決勝戦だといって過言ではないという話を聞いていました。
その準決勝。
両校の事を知っている人ならば、おそらく誰もが思っていたであろう展開。
静岡学園が個人技・パスワークを活かしてボールを支配しながら攻め込み、桜が丘がガッチリ守ってシンプルな攻撃を繰り返す。
それが、試合開始から終了までの80分間繰り返される。
いつ観ても静岡学園のボールコントロール・ドリブルは華麗で、あんなプレーができたらいいなと思うし
自分が高校の時に、それこそ選手権予選で倉貫や坂本に振り回された事を思い出す(笑)
桜が丘はいつも通り、中盤でボールを回されるのは無理に追わず、最後の中央はしっかりと守る。ボールを取ったらロングボールを蹴る。それがなかなか繋がらなくても、1つ横パスすれば楽になりそうなのに、ともかく前に長いボールを入れる。
ボール支配率でいったら、9対1くらいの割合。
面白いもので、そんな展開でも桜が丘が優勢になる時間というのは訪れる。
おそらく時間でいったら10分から15分くらいの長さだったか。そして、その中で訪れるワンチャンスを決めてしまう。
決めるのは個人能力もあるので、そういう選手が桜が丘にいたから出来るのだけれど。
技術だけではなく戦術もサッカーの1つで、サッカーがうまいというのは技術が高いということだけではない。
本当にサッカーは奥深いなーと感じる試合だった。
育成や勝利、チームとして何を目指すかというのもあるし、好みもあることで、どちらが良い悪いということでもないし
違うタイプのチームがあって、こういう対戦があるのはすごく良いことだなと個人的に思っています。
サッカーは本当に面白い。